ハワイ大学、2年間の授業料据え置き後に値上げへ|2029年から5%増を提案

ハワイ大学(University of Hawaiʻi)が、今後4年間の新しい授業料スケジュールを提案しました。
今回の案では、2027-28年度と2028-29年度の2年間は授業料を据え置き、その後、2029-30年度から授業料を引き上げる計画となっています。
ハワイ大学によると、授業料はこの10年ほど大きな変動がなかった一方、大学運営にかかるコストが上昇していることなどが今回の提案の背景にあるとのことです。
2027年から2年間は授業料据え置き
現在の授業料スケジュールは2026-27年度で終了するため、UHは2027-28年度から2030-31年度までの4年間を対象とした新しい授業料スケジュールを提案しています。
2027-28年度、2028-29年度の2年間は、基本的に授業料の値上げを行わない方針です。
その後、2029-30年度から値上げが始まります。
UH Mānoaは2029年から5%値上げ
ハワイ大学の主要キャンパスであるUH Mānoa(ハワイ大学マノア校)では、ハワイ州居住者の学部生授業料について、以下のような計画が示されています。
- 2026-27年度:年間$11,760
- 2027-28年度:据え置き
- 2028-29年度:据え置き
- 2029-30年度:5%増 → $12,360
- 2030-31年度:さらに5%増 → $12,984
つまり、現在の年間授業料と比べると、2030-31年度には$1,224増となる計算です。
なお、今回の値上げ案は学部だけではなく、大学院・専門職課程の授業料にも適用される予定です。
現在のUH Mānoaの授業料はいくら?
参考までに、2026-27年度のUH Mānoaの学部生について見てみると、ハワイ州居住者(Resident)の授業料は、12単位をフルタイムで履修した場合、年間$11,760です。
一方、州外から通うNon-Residentの場合は、年間$33,792となっています。
さらに授業料以外にも、大学の各種Fee、教科書・教材費、住居費、食費、交通費などが必要になります。
UH Mānoaが公表している2026-27年度の年間Cost of Attendance(生活費などを含む概算)は、ハワイ州居住者の場合、
- 親と同居:$30,120
- キャンパス内居住:$33,728
- キャンパス外居住:$39,612
となっています。
Non-Residentの場合は、授業料だけで年間$33,792となり、キャンパス外に住む場合の年間Cost of Attendanceは$61,644とされています。
UH HiloとUH West Oʻahuは3%値上げ
今回の提案は、すべてのキャンパスが同じ値上げ率になるわけではありません。
UH HiloとUH West Oʻahuの学部生授業料は、2029-30年度から3%増となる予定です。
- 現在:年間$7,632
- 2027-28年度:据え置き
- 2028-29年度:据え置き
- 2029-30年度:$7,872
- 2030-31年度:$8,112
こちらもNon-Residentの学部授業料は同じ割合で引き上げられる予定です。
コミュニティカレッジも値上げ予定
ハワイ大学のコミュニティカレッジでは、2027-28年度と2028-29年度は下級課程(Lower Division)の授業料を据え置きます。
その後、2029-30年度からは州内学生の授業料が、現在の1単位$131から$135へ、2030-31年度には$139へ引き上げられる予定です。
年間24単位を履修する学生の場合、現在の年間授業料$3,144から、2030-31年度には$3,336となり、年間$192増加する計算です。
UH Hiloの薬学部は例外
今回の2年間の授業料据え置きには例外もあります。
UH HiloのDaniel K. Inouye College of Pharmacy(薬学部)では、認定基準への対応や運営上の必要性から、2027-28年度から毎年5%の授業料値上げが提案されています。
一般の学部生とは異なるスケジュールになるため、薬学部への進学を考えている学生や保護者は注意が必要です。
今回の値上げ案はまだ決定ではありません
今回発表されたのは、あくまでも提案です。
ハワイ大学では9月18日から一般向けのパブリックレビューを開始する予定で、ハワイ島、マウイ島、カウアイ島、オアフ島で意見を聞く機会が設けられます。
最終的な提案については、11月19日にUH Board of Regents(理事会)が審議する予定です。
そのため、今後内容が変更される可能性もあります。
ハワイの大学進学を考えている家庭には気になるニュース
ハワイ大学は州内の学生にとって比較的利用しやすい大学ですが、授業料だけでなく、住居費や食費、教材費などを含めると、大学4年間にかかる費用は決して小さくありません。
特にUH Mānoaの場合、現在でも州内学生の授業料は年間約$11,760。
今回の提案がそのまま承認されれば、2030-31年度には$12,984まで上昇することになります。
これからハワイ大学への進学を考えている学生や、現在UHに通っている学生の家庭にとって、今後の授業料の動きは気になるところです。
※今回紹介した金額は2026年9月時点で発表されている授業料・提案スケジュールです。最終的な授業料はUH Board of Regentsでの審議・承認によって変更される可能性があります。
参考リンク
University of Hawaiʻi|Proposed Tuition Schedule
UH Mānoa|2026-2027 Cost of Attendance
University of Hawaiʻi|Tuition and Fees
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