ハワイのビーチがなくなる?カイルアビーチでも進むビーチ侵食。

オアフ島の中でも特に人気の高いカイルアビーチ。白い砂浜と穏やかな海が魅力ですが、ここ数年でビーチ侵食(エロージョン)が目に見えて進んでいるのを感じます。
2025年12月に実際に現地で撮影した写真をもとに、現在のカイルアビーチの様子をまとめました。
砂浜が削られ、木の根が露出しているエリア

砂が大きく削られ、木の根がむき出しになっている光景が各所で見られます。
本来は砂に覆われているはずの部分が、波や潮の影響で完全に露出しています。
これは一時的な現象ではなく、長期間にわたる砂浜後退の結果で砂浜と植生エリアの境目にははっきりとした段差ができており、侵食の深刻さがよく分かります。
砂浜の幅が狭く、すぐ後ろが崖状に
別の場所では、砂浜の幅が極端に狭くなり、すぐ後ろが崖のような状態になっているエリアも見られました。
それでも多くの人が訪れているため、
- 座れる場所が限られる
- 満潮時はさらにスペースが減る
- 波が強い日は荷物が濡れやすい
といった状況も発生しています。
人が集まるエリアと侵食が進んだ場所が隣り合わせになっているのが現状です。
海は相変わらず美しい。でも足元では変化が進行中
一方で、海の色は相変わらずのカイルアブルー。初めて訪れる人なら、侵食に気づかないかもしれません。
しかし足元を見ると、
- 砂浜の段差
- えぐられた地形
- 倒れかけた木や露出した根
など、確実に環境が変わってきているサインが確認できます。
「きれいな景色」と「進行する問題」が同時に存在している、それが今のカイルアビーチです。
なぜカイルアビーチの侵食は進んでいるのか
主な原因として考えられているのは以下です。
- 冬のうねり(ノーススウェル)の影響
- 長期的な海面上昇
- 人工構造物による砂の循環の変化
特に冬場は、一度の強いうねりで大量の砂が沖へ流される
こともあり、12月は侵食が目立ちやすい時期です。
カイルアビーチは、「いつまでも同じ姿で残る場所」ではなくなりつつあることを、改めて感じさせられました。
ラニカイビーチも砂浜が減ってきています。

ワイキキビーチでも侵食が進んでおり、ハワイ州として大きな問題となっています。

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