ハワイで初の「現地感染」サイクロスポラ症を確認

ハワイ州保健局(DOH)は8月26日、州外への渡航歴がないオアフ島の住民が「サイクロスポラ症(Cyclosporiasis)」に感染したと発表しました。
今回のケースは、ハワイで確認された6例目となります。
これまで7月以降に確認された5例は、いずれも感染した可能性のある時期にハワイ州外への旅行歴がありました。
そのため今回のケースは、ハワイ州内で感染した可能性がある初めてのケースとして、DOHが感染経路を詳しく調べています。
感染源はまだ特定されていません
感染したオアフ島の住民は7月下旬に体調を崩したとされています。
現在、DOHの調査員が、州内で感染した可能性のある食品や接触・曝露経路を調査しています。
ただし、現時点では汚染された食品など、具体的な感染源は確認されていません。
DOHによると、サイクロスポラ症は熱帯地域でも散発的に発生することがあり、今回の1件によって一般の人に対する全体的な感染リスクが高まったわけではなく、現在もリスクは低いとしています。
サイクロスポラ症とは?
サイクロスポラ症は、「Cyclospora(サイクロスポラ)」という寄生虫によって引き起こされる消化器系の感染症です。
主な症状として下痢、腹痛、吐き気などがあり、治療しない場合は数週間以上症状が続いたり、一度よくなったと思っても再び症状が出たりすることがあります。
一方で、処方された抗菌薬によって治療することができます。
また、感染者の便から寄生虫が排出されますが、サイクロスポラ症は人から人へ直接感染することは一般的ではないとされています。
予防するには?
DOHは、以下のような対策を呼びかけています。
- 食事の前や調理前、トイレの後には石けんと水で手を洗う
- 生で食べる野菜や果物は、流水でよく洗う
- 数日以上続くひどい下痢がある場合は医療機関を受診する
特に、ハワイでは野菜やフルーツを生で食べる機会も多いため、普段から基本的な衛生対策をしておくことが大切です。
全米では大規模な集団感染も
現在、米国ではサイクロスポラ症の複数州にまたがる集団感染についても調査が続いています。
この集団感染は、メキシコ中部で加工されたTaylor Farms de Mexicoのアイスバーグレタスとの関連が指摘されています。
同社は7月17日に、メキシコ中部から調達したアイスバーグレタスを対象にリコールを開始しました。
8月20日時点で、この集団感染では17州で約10,930件の感染が報告されています。
ただし、ハワイ州保健局によると、リコール対象となったアイスバーグレタスがハワイに流通・販売されたことは確認されていません。
ハワイでの感染リスクは?
今回、州外への旅行歴がないオアフ島住民から感染が確認されたことで、DOHはハワイ州内での感染経路について調査を進めています。
とはいえ、現時点では一般の人への感染リスクは低いとされています。
感染源が特定されるまでは、過度に心配する必要はありませんが、手洗いや野菜・果物を流水で洗うといった基本的な衛生対策を改めて意識しておくと安心です。
今後、DOHから新たな感染者や感染源について発表があれば、情報を更新します。
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サイクロスポラ症についての詳細は、ハワイ州保健局(DOH)の公式情報をご確認ください。




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