ハリケーンLalaで被害を受けたら保険請求を!ハワイ州が「早めの申請」を呼びかけ

ハリケーンLalaによる強風や大雨などで、ハワイ各地で住宅や車、家財などに被害が出ています。
今回のような自然災害で被害を受けた場合、ハワイ州のDCCA(Department of Commerce and Consumer Affairs=商務・消費者問題局)Insurance Divisionは、できるだけ早く保険会社や保険代理店に連絡し、保険金請求(Insurance Claim)を開始するよう呼びかけています。
特に、屋根の破損、窓ガラスの破損、浸水、車の損傷、家具や電化製品などの家財への被害があった場合は、まず被害状況を記録しておきましょう。
まず最初にやること
保険請求をする場合、まず重要なのが「被害状況をしっかり記録すること」です。
安全を確認したうえで、以下のように対応してください。
- 被害を受けた場所を写真・動画で撮影する
- 住宅の外側と内側の両方を撮影する
- 壊れた家具・家電・電子機器などを撮影する
- 車が被害を受けた場合は、車全体と損傷部分を撮影する
- 被害を受けた日時や状況をメモする
- 修理や応急処置にかかった費用の領収書を保管する
DCCAも、保険会社に連絡する前に被害状況を写真や動画で記録するよう案内しています。
保険会社にはできるだけ早く連絡
住宅や車、家財などに被害があった場合は、保険会社または保険代理店に早めに連絡してください。
連絡したら、
- 保険金請求(Claim)の手続きを開始する
- Claim Number(請求番号)を確認する
- 書類提出などの期限を確認する
- 保険調査員(Adjuster)の訪問日時を確認する
などを確認しておきましょう。
被害がそれほど大きくないように見えても、後から修理費が高額になるケースもあります。
壊れたものは、すぐに捨てない
ここも重要です。
保険会社の調査員(Adjuster)が被害状況を確認する前に、壊れた家具や家電などを処分してしまうと、被害状況を確認できなくなる可能性があります。
そのため、安全上問題がない場合は、保険会社やAdjusterが確認するまで壊れたものを保管しておくことが推奨されています。
ただし、腐敗やカビ、衛生上の問題などがある場合は、無理に保管する必要はありません。
さらに被害が広がらないように応急処置
保険会社の確認を待っている間にも、雨漏りなどによって被害が拡大する可能性があります。
例えば、
- 屋根の雨漏り部分をタープなどで覆う
- 壊れた窓を板などで塞ぐ
- 室内に入った水を安全な範囲で除去する
など、さらなる被害を防ぐための合理的な応急処置は行って構いません。
ただし、本格的な修理や永久的な修繕は、保険会社の確認・承認を受ける前に始めないよう注意してください。
応急処置に使った材料などの領収書は必ず保管しておきましょう。
ホテル代や食事代なども記録しておく
自宅が被害を受けて住めなくなった場合、ホテルなどに一時的に避難することもあります。
この場合も、
- ホテル代
- 食事代
- 応急修理費
- その他、災害によって発生した関連費用
について、領収書を保管しておきましょう。
ただし、これらの費用が実際に保険で補償されるかどうかは契約内容によって異なります。
保険会社に「Additional Living Expenses(臨時の生活費)」などの補償があるか確認することをおすすめします。
「洪水」の被害は特に注意!
ハワイで今回のような大雨やストームの被害を受けた場合、特に注意したいのがFlood(洪水)です。
一般的なHomeowners Insurance、Condo Insurance、Renters Insuranceでは、洪水による被害が補償されない場合があります。
洪水保険は別途加入する必要がある場合があります。
ハワイ州DCCAによると、National Flood Insurance Program(NFIP)の洪水保険には通常30日間の待機期間があります。
つまり、「被害が出てから洪水保険に入ればいい」というものではありません。
今回Lalaで被害を受けた方は、現在加入している保険がどこまでカバーしているのかを確認することが大切です。
車が被害を受けた場合
ハリケーンによる倒木や飛来物、洪水などで車が損傷した場合も、まず自動車保険を確認しましょう。
特にComprehensive(Collision以外の損害を補償する車両保険)に加入している場合は、保険会社へ連絡して確認することをおすすめします。
例えば、
- 倒木による車の損傷
- 飛んできた物による損傷
- 大雨・洪水による損傷
などは、加入している補償内容によって扱いが異なります。
Condo(コンドミニアム)に住んでいる人も要注意
ハワイではコンドミニアムに住んでいる方も多いですが、建物全体の保険と自分のUnitの保険は別になることがあります。
例えば、
- 建物の屋根
- 共用部分
- 建物の構造部分
- 自分のUnit内部
- 家具や家電
- 個人所有物
などで、どの保険が適用されるのかが変わる可能性があります。
被害を受けた場合は、自分のCondo Insuranceだけでなく、管理会社(AOAO)や管理組合にも連絡して、建物側の被害についても確認しましょう。
保険会社からのSettlement(保険金提示)はよく確認
保険会社のAdjusterによる調査後、Settlement(保険金の支払い額)が提示されることがあります。
この金額について疑問がある場合は、「よく分からないから、とりあえずサインする」ということは避けましょう。補償内容や金額について分からないことがあれば、保険会社に質問してください。
DCCAも、Settlementの内容を注意深く確認し、不明な点があれば質問するよう案内しています。
修理業者にも注意!
大きな災害の後には、被害を受けた住宅を狙った詐欺にも注意が必要です。
DCCAの資料では、修理業者などに保険金の小切手全額を渡さないよう注意しています。
知らない業者が突然訪問してきて、「今すぐ修理しないと危険です」「保険金のチェックを全部預けてください」などと言ってきた場合は、特に注意しましょう。
今後のために「Home Inventory」を作っておく
今回被害がなかった方も、これを機会にHome Inventory(家財リスト)を作っておくと安心です。
例えば、
- テレビ
- パソコン
- カメラ
- 家具
- 家電
- 時計
- ジュエリー
- その他の高額商品
などを写真や動画で記録しておきます。
可能であれば、購入時のレシート、製品のシリアル番号、購入価格なども保存しておきましょう。
DCCAも、各部屋の写真・動画を撮影し、家具、家電、電子機器、貴重品などを記録しておくことを推奨しています。保険証券などの重要書類は、耐水性のある場所に保管するか、クラウドなどにも保存しておくと安心です。
ハワイ州Insurance Divisionに相談できます
保険会社とのやり取りで、
- 保険が適用されるのか分からない
- Claimがなかなか進まない
- Settlementの内容がよく分からない
- 保険会社とのやり取りで問題がある
といった場合は、ハワイ州DCCA Insurance Divisionに相談することができます。
Hawaiʻi Department of Commerce and Consumer Affairs
Insurance Division
電話:1-844-808-DCCA (3222)Extension 400
公式サイト:[Hawaiʻi Insurance Division](https://cca.hawaii.gov/ins/)
DCCAでは、災害後の保険請求についてのガイドや、Storm/Flood Claim Informationなども公開しています。
ハリケーンLalaで被害を受けた方へ
今回のハリケーンLalaで住宅、コンドミニアム、車、家財などに被害を受けた方は、
① 被害を写真・動画で記録
② 被害品を可能な限り保管
③ 保険会社・代理店に早めに連絡
④ Claim Numberを確認
⑤ 応急処置の領収書を保管
⑥ 本格修理は保険会社の確認後
という流れで対応しましょう。
そして、「自分の保険ではどうせ補償されないだろう」と自己判断せず、まず保険会社に確認することが大切です。
特にハワイではHurricane、Wind、Floodなどで補償の扱いが異なる場合があるため、今回被害がなかった方も、これを機会に自分の保険内容を一度確認しておくことをおすすめします。
※この記事は一般的な保険請求に関する情報です。実際の補償内容は加入している保険契約によって異なります。具体的な補償については、保険会社または保険代理店に確認してください。
ハリケーン「Lala」情報















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