ハワイ・日本サミットで判明 日本人旅行者の消費額が減少…円安で「爆買い」から体験重視へ

ワイキキのヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾートで開催された「ハワイ・日本サミット」にて、日本人旅行者の減少や、旅行スタイルの変化について議論が行われました。
現在、日本人旅行者数はパンデミック前と比較して46.4%までしか回復しておらず、ハワイ観光業界にとって大きな課題となっています。
歴史的な円安でハワイ旅行の負担が増加
大きな要因となっているのが、歴史的な円安です。2012年頃は1ドル=約80円だった為替レートが、現在では1ドル=159円前後まで円安が進行しています。
さらにアメリカ国内ではインフレも続いており、旅行者にとってはかなり厳しい状況になっています。
- ホテル代の高騰
- レストラン価格の上昇
- チップ負担の増加
- レンタカー料金の値上がり
- ガソリン価格の高騰
以前のようにショッピングを楽しむには、かなり高いコストが必要になっています。
「昔よりハワイ旅行が高くなった…」 そう感じている方も多いのではないでしょうか。
日本人旅行者は「モノ消費」から「体験重視」へ
今回のサミットでは、日本人旅行者の価値観が変化していると報告され、以前のような「ショッピング中心」の旅行から、現在は“目的志向型観光(パーパス・ドリブン・ツーリズム)”へ変化しているとのことです。
最近のハワイ旅行では、以下のような「体験」を重視する人が増えています。
- サンセットを見る
- ビーチでゆっくり過ごす
- ハイキングを楽しむ
- ローカルグルメを味わう
- マリンアクティビティを体験する
- 自然や癒しを楽しむ
以前のような“爆買い旅行”ではなく、「ハワイでどんな時間を過ごすか」を重視する旅行スタイルへ変化しているようです。
かつては「最もお金を使う観光客」だった日本人
かつて日本人旅行者は、ハワイで最も消費額が高い観光客として知られていました。ピーク時の2004年には、1人1日あたり445.90ドルを消費していたそうです。
しかし現在は、アメリカ本土からの旅行者の方が消費額が高くなっており、日本市場の存在感は以前ほどではなくなっています。
ハワイ州の新戦略は「富裕層」と「スポーツツーリズム」
ハワイ州側も、日本市場回復に向けた新たな戦略を進めています。
ハワイ州ビジネス・経済開発観光局(DBEDT)によると、ビジネスクラスやファーストクラスは現在も需要が高く、富裕層の日本人旅行者は継続してハワイを訪れているとのことです。
さらに今後は「スポーツツーリズム」にも力を入れる予定で、2028年ロサンゼルス五輪に向け、日本代表チームをハワイへ招待し、親善試合や合宿を開催する構想も進められているそうです。
これからのハワイ旅行は「体験価値」が重要に
円安や物価高の影響で、以前のような「気軽なショッピング旅行」は難しくなっています。
しかしその一方で、
- 自然を楽しむ
- 家族との時間を大切にする
- 癒しやリフレッシュ
- 本当にやりたい体験をする
といった“満足度重視”の旅行スタイルへ変化しているのも事実です。
これからのハワイ旅行は、「何を買うか」ではなく「どんな体験をするか」が重要な時代になっていきそうです。




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